Innocent_Mechanical Engineer

機械系エンジニアの雑記です

片耳が聞こえなくなったマイク付きイヤホンの自力修理 ~検査の重要性を実感~

 30年生きてきた中で,片耳が聞こえなくなってしまったイヤホンの数は数え切れません。扱い方が悪いのかもしれませんが,突然聞こえなくなりますよね。本当にイライラします。一定期間でわざと断線するように疑ってしまうぐらい。

 この間壊してしまったのはゲーミングイヤホンで,良い値段したのに1年弱しかもたなくて,さすがに買い替えるのは嫌だったので,自力での修理に挑戦しました。

 結論から言うと,修理できませんでした。ただ,モノづくりをする上で,手を加える前に検査する重要性を改めて実感できました。やっぱり自分で手を動かすと何かしら学びはあるので,トライしてよかったです。

 具体的な直し方は参考にしたサイトをご覧ください。自分の失敗について主に書きます。

 参考したサイトや動画

【図解】断線してしまったイヤホン・ヘッドホンを自力で修理する方法 | Kurasheep

Fix - Repair Headphone Jack - YouTube

テスターでイヤホンの断線箇所を調べる - 適当のごった煮

 必要なもの

 ・はんだごて
 ・4極プラグ 

 ⇒ マイク付きの場合は4極が必要です。また,断線位置を特定してから買った方がいいです。

Amazon | OYAIDE P-3.5/4G 3.5mm 4極ミニプラグ 金メッキ | オヤイデ | 変換アダプター・変換プラグ

 ・作業用スタンド

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01564DUHO/ref=ppx_yo_dt_b_search_asin_title?ie=UTF8&psc=1

 ・テスター ← 個人的に必須です。

 ・ワイヤーストリッパー

 失敗したこと

  • マイク付きイヤホンなのに,3極プラグを買ってしまったこと。
  • 断線位置を確認せずに,根元で切断してしまったこと。

 一つ目の失敗は,しょぼすぎます。参考にしたサイト等はマイク付きではないイヤホンなのに,同じものを買ってしまいました。マイク付きだったら同じではダメなことは調べればすぐにわかります。過去にも自転車のチェーンの買い間違えをしたりしているので,学習して同じ失敗を繰り返さないようにですね。ていうか,プライベートならこんな失敗どうってことないですが,仕事でこの失敗は許されないです。

 二つの目の失敗について以下解説します。

 断線した位置は必ず確認しよう

 ネットで調べるかぎり,断線はプラグの根元で起きることがほとんどということだったので,それを信じて,プラグを買いましたし,最初から根元で切断しました。以下の感じです。

          

 これがダメな理由は,プラグ根元での断線でなければ,プラグを付け替えても当然直らないからです。ちゃんと調べてからプラグを買ったり,切断したりしましょう。調べ方は,上記の3つ目のリンクが参考になります。
 また,プラグでの断線だったとしても,これは根元で切りすぎです。何色の線がどの極に対応しているのかをテスターで調べる必要があるのですが,根元で切りすぎると,写真のように,ワイヤがほとんど見えていないので,テスターが当て辛かったです。

     イヤホンプラグ図

 私は結局,どこで断線したのか特定できませんでした。途中で断線すことはほとんどないみたいなので,耳側だと思うのですが,既にそこまで調べる気力を失ってしまったのと耳側の断線の場合修理方法がわからなかったからです。
 それでも,直らないにしてもプラグの付け替えはやってみました。結果,元の片耳が聞こえない状態に戻ったので,付け替えは成功して半田付けもうまくできていたということになります。ただ,ここでもアホだったのは,元々どっちの耳が聞こえなくなったのか確認/記録していなかったことです。

 教訓

 ・過去や他人の事例を参考にするのは良いが,それと自分が実施する作業やモノは
  本当に同じか?確認したうえで調達したり,作業を開始したりすること。

 ・作業を始める前に現状の状態を検査等を通じて把握し,記録すること。
 ⇒ 悪くないところに手を付けるはめになる。作業完了したときに,作業が悪かったの
  か元々悪かったのかわからなくなる。