【書評】むだ死にしない技術 / 堀江貴文+予防医療普及協会
ホリエモンのことが好きなのでた,彼が出版している本はいくつか読んでいる。
その中でもこの本はホリエモンが医療に関わっているという意外性に惹かれた。そして,実に実用的である。実際,ホリエモンのお勧め通り,人間ドックを受けてみた。
”本音で生きる”も共感できるのだが,私みたいな凡人に実践はなかなか難しい…。
恐らく大多数の人がそうだと思うが,私はまだ死にたくない。特に歳をとってから,そういう風に感じる...。
子供の頃は飛行機に乗るのは何ともなかったのに,最近は,事故るんじゃないかという恐怖がよぎる。
まあ,飛行機事故なんかは自分の努力ではどうしようもないし,飛行機事故で死ぬならそういう運命だっと思うのしかないかな...。
この本は,自分のちょっとした努力や知識で予防できる死について,啓蒙している。
“望めば世界中の情報が手元で入手できる時代にもかかわず,知らなかったばかりに助かる病気で死ぬなんて,アホらしい。”
防げる病気について紹介されている例が以下である。
・胃がん → ピロリ菌の検査,陽性であれば除菌と定期的な内視鏡検査
・肝臓がん → 自治体での肝炎ウィルスの検査
・歯周病 → 歯医者の定期的な検診
・全般 → がん検診や人間ドックの定期的な検診
私は,本当に予防医療が普及して,無駄に病院に行かなくてもいい社会になって欲しい。
病院の雰囲気が嫌いだし,待ち時間が多すぎる....。
そのためには,患者の病気を予防するより治療したほうが病院が儲かる仕組みを変えてほしい。
あと,この本でも言及されているが,日本の優れた(?)健康保険制度によって,治療が安く受けられることが予防医療の普及の弊害になるのではないかと思う。
ホリエモンは,健康保険組合を民営化するべきと言っている。予防に対して努力して,治療を受けなくていい人たちは健康保険料を安くするなどしてほしい。
人間ドッグは思いのほか高かったし。
是非,無駄死にしないために皆さんに読んで欲しいと思う。
ちなみに,健康のために節制をするのはストレスの元で,逆効果であると言ってて完全に同感である。
健康のために,大好きなラーメン,寿司,焼き肉を食べるのはやめられないし,やめたところで寿命が延びるとは思えない。
この本を読んで,私は以下を実践することを宣言したい。
・口呼吸をやめる → これは昔からで,人にもいじられる笑
・歯の定期健診 → 幸いに仲のいい歯医者さんがいるので,半年に1回は通う
・1年に1回人間ドックを受ける → この間受けた結果は悪くなかった
・週2回ジムに通って筋トレ